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Text File  |  1997-05-12  |  1KB  |  15 lines

  1. /
  2.  どうせマヤカシみたいなもんだ。そう、これは夢。そう思えば、こういうのって楽しんだもん勝ちってヤツだろ?
  3.  俺はジャレ合うフリをして、マサミをベットに押さえつけた。マサミもきっとわかってるに違いない。抵抗はしなかった。そういう野暮は、今日は無しにしようぜ……。
  4. /
  5. 「ここはグレイス・ワールドだもんね……」
  6.  ポツンとマサミが言った。そういうこと。
  7.  眩しい透けるような肌をなぞって、胸の蕾を口に含む。ビクンとマサミが震えたが、それは怯えているためではない。感じているからだ。艶っぽい喘ぎ声がそれを物語っている。
  8. /
  9. 「……や……トオルくん……はやく……」
  10.  十分に濡らしたマサミがねだる。普段からは想像もつかない色っぽさだ。俺はゆっくり挿入した。
  11. 「ぅん……んっ」
  12.  天まで突き抜けるような粘膜の熱さに、俺は包まれた。
  13. /
  14.  マサミは明かりを消してとせがんだが、俺は無視した。今日限りかもしれないマサミの身体を、目に焼き付けておきたかった。見られているという意識がそうさせるのか、マサミはひどく感じていた。俺はゆっくりと動き始めた。マサミもその動きに合わせようとする。最初はかみ合わなかった二人の動きが、次第に同調していく……。
  15.